号数と布、糸の早見表
| 号数 | NM/US | 針の太さ | 布の例 | 糸の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 9号 | 65/9 | 0.65 mm(0.026 in) | ローン、ジョーゼットなどの薄地、ダブルガーゼ | 60番から90番 |
| 11号 | 75/11 | 0.75 mm(0.030 in) | ブロード、シーチング、ツイルなどの普通地 | 60番から90番 |
| 14号 | 90/14 | 0.90 mm(0.035 in) | ツイード、コーデュロイなどの厚地 | 30番から60番 |
| 16号 | 100/16 | 1.00 mm(0.039 in) | 厚手デニムに太い糸でステッチ | 30番 |
日本の番手(60番など)は数字が大きいほど細い糸。普通地なら11号の針に60番の糸が基本の組み合わせです。厚手のデニムを30番の糸で縫うときは、16号を使います。
迷ったら、まずは布の端切れで試し縫い。針が細すぎると厚地で針が曲がったり折れたりし、太すぎると薄地に穴が目立ちます。
NM/USの読み方と、SCHMETZの色帯
海外製の針は「80/12」のように2つの数字で表示されます。左がNM(ヨーロッパの表示)で針の太さを0.01 mm単位で、右がUS(米国の表示)です。ドイツのSCHMETZの針は、根元の色帯でサイズと種類がひと目でわかります。
| NM/US | 60/8 | 65/9 | 70/10 | 75/11 | 80/12 | 90/14 | 100/16 | 110/18 | 120/19 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SCHMETZのサイズの色 | 明るいターコイズ | 明るいグレー | 緑 | ピンク | オレンジ | 青 | 紫 | 黄 | 茶 |
針の種類と選び方
| 種類 | SCHMETZの表示 | サイズ | 向いている布 |
|---|---|---|---|
| 普通針(ユニバーサル) | H | 60/8から120/19 | 布帛全般。迷ったらこれ |
| ニット用(ジャージー) | H SUK | 70/10から100/16 | Tシャツ地、スウェット |
| ストレッチ用 | H-S | 75/11、90/14 | 伸びの大きい布、目飛びしやすいニット |
| ジーンズ用 | H-J | 70/10から110/18 | デニム、帆布、厚地 |
| マイクロテックス | H-M | 60/8から90/14 | 薄地、ポリエステル、シルク、目の詰んだ布 |
| キルティング用 | H-Q | 75/11、90/14 | 何層も重なるピーシングとキルティング |
| 刺しゅう用 | H-E | 75/11、90/14 | ミシン刺しゅう、レーヨンの刺しゅう糸 |
| ステッチ用(トップステッチ) | 130 N | 80/12から100/16 | 太い糸でのステッチ |
| 革用 | H LL | 本革 |
家庭用ミシンの針は、根元の片側が平らな「HA×1」(130/705 H、15×1とも)という共通の規格です。平らな面を奥に向けて取り付けます(ミシンの説明書で必ず確認を)。
針を替えるタイミング
SCHMETZは、新しい作品を始めるときに新しい針にすること、そして次のサインが出たらすぐ替えることをすすめています。
- 糸がささくれる、切れる
- 目飛びする、縫い目がそろわない
- 布がつれる、しわが寄る
- 針穴が大きく目立つ
- 「ぷつっ」「カチカチ」という音がする
SCHMETZは時間の目安も示しています。新しい作品を始めるとき、または縫った時間が8時間ほどになったときの、早いほうで替えます。針が曲がった、まち針に当たった、目飛びしたときはすぐに替えましょう。厚地や接着芯、合成繊維を縫ったあとは、もっと早めに。
針の付け方
- 電源を切る。針の交換は必ず電源を切ってから。
- 針を上げ、押さえを下げる。はずみ車を手前に回して針をいちばん上に。押さえを下げると、針が落ちても受け止めてくれます。
- ねじをゆるめて古い針を外す。付属のドライバーや針止めねじを手前に回します。
- 新しい針を差し込む。平らな面を奥に向け、止まるところまでしっかり押し上げます。
- ねじを締める。しっかり締めたら、はずみ車を回して針が針板の穴にまっすぐ入るか確かめます。
よくあるトラブルと針
| トラブル | 針でできる対策 |
|---|---|
| ニットで目飛びする | ニット用かストレッチ用に替える |
| デニムで針が折れる | 14号から16号のジーンズ用に。厚い段差はゆっくり縫う |
| 薄地がつれる、穴が目立つ | 9号やマイクロテックスに替える |
| 糸がささくれる | 新しい針に。糸に対して針が細すぎないかも確認 |
| キルトの重なりで縫い目が乱れる | キルティング用の針、または新しい針に |
ミシンの説明書でも、厚地を細い針で縫うと針が折れることがあると注意されています。布の厚みに合わせた号数を選びましょう。

SewNQuiltの針の番手ツールとミシンの記録
SewNQuiltの「針の番手」ツールは、NMとUSの表示、SCHMETZの色帯をすぐに確かめられます。スタジオの「ミシン」に愛用のミシンを登録すると、Buttonが縫った時間に合わせてお掃除と針の交換を見守り、「新しい針に替えどきです」とお知らせ。針交換やお掃除の記録も残せます。
布の教室では、布ごとに合う針と糸、アイロンの温度やお手入れがわかります。ミシン教室には布に合う針を選ぶレッスンがあり、針の規格、サイズの読み方、布帛、ニット、デニム、薄地ごとの選び方、付け方、替えどきまで練習できます。目飛びや糸のトラブルは、写真を撮ってPipに相談しましょう。
よくある質問
ミシン針の号数は何を表している?
針の太さです。号数が大きいほど太くなり、9号は薄地、11号は普通地、14号は厚地、16号は厚手のデニムなどに使います。
11号と14号の違いは?
11号(75/11)は太さ0.75 mmで、ブロードやシーチングなどの普通地向け。14号(90/14)は0.90 mmで、ツイードやコーデュロイなどの厚地向けです。
75/11の「75」と「11」は?
75はヨーロッパのNMという表示で、針の太さ0.75 mmのこと。11は米国の表示で、日本の号数とほぼ同じ数字です。
ミシン針はどれくらいで交換する?
新しい作品を始めるとき、または縫った時間が8時間ほどになったときの、早いほうで替えます(SCHMETZの目安)。針が曲がった、まち針に当たったとき、糸切れや目飛び、つれ、異音が出たときはすぐに替えましょう。
ニットにはどの針を使う?
先が丸いニット用(ジャージー)の針を使います。目飛びするときは、ストレッチ用の針に替えると縫いやすくなります。
ミシン針はどのメーカーでも使える?
家庭用ミシンの多くは、HA×1という共通規格の針を使います。職業用ミシンやロックミシンは別の規格なので、説明書で確認しましょう。
関連ガイド
出典
- 家電Watch「針の号数と使い分け豆知識」2017年9月26日 https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1162835.html (2026年10月31日確認)
- JUKI HZL-HT720 取扱説明書(布地と針と糸の関係、厚地を細い針で縫うと針が折れる注意) https://www.juki.co.jp/household_ja/vc-files/doc/pdf/HZL-HT720_manual.pdf (2026年10月31日確認)
- SCHMETZ「Color Code Chart」2025年改訂(サイズの色帯、種類とサイズ) https://cdn.shopify.com/s/files/1/0579/8857/9507/files/SCHMETZ-Color-Code-Chart-Base-Revised-2025-012125.pdf (2026年10月31日確認)
- SCHMETZ「FAQs」(新しい作品ごとに新しい針、交換のサイン) https://www.schmetzneedles.com/pages/faqs (2026年10月31日確認)
- SCHMETZ「ABC Pocket Guide」(作品ごと、または縫った時間8時間ほどで針を交換) https://www.allbrands.com/images/Barbara/ABC-brochure.pdf (2026年10月31日確認)
画像クレジット
- ミシン針の接写:Andranik Paradyan(Pexels、ID 36883230) https://www.pexels.com/photo/close-up-of-a-sewing-machine-needle-in-action-36883230/
- 図:SewNQuiltの作図エンジン、SewNQuilt作成

