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ソーイング

ミシン針の号数と選び方:布と糸に合わせた早見表

2026年10月31日 確認cmとインチ

ポイント

家庭用ミシン針は、号数が大きいほど太くなります。ミシンに最初から付いているのは、多くの場合11号です。9号は薄地、11号は普通地、14号は厚地、16号は厚手のデニムが目安。海外の表示「75/11」の右側の数字が日本の号数にあたり、左側は針の太さを0.01 mm単位で表しています(75なら0.75 mm)。ニットにはボールポイントのニット用、デニムにはジーンズ用と、針の種類も布に合わせましょう。

ミシンの針が布を縫っているところの接写
写真:Andranik Paradyan(Pexels、ID 36883230)

号数と布、糸の早見表

号数NM/US針の太さ布の例糸の目安
9号65/90.65 mm(0.026 in)ローン、ジョーゼットなどの薄地、ダブルガーゼ60番から90番
11号75/110.75 mm(0.030 in)ブロード、シーチング、ツイルなどの普通地60番から90番
14号90/140.90 mm(0.035 in)ツイード、コーデュロイなどの厚地30番から60番
16号100/161.00 mm(0.039 in)厚手デニムに太い糸でステッチ30番

日本の番手(60番など)は数字が大きいほど細い糸。普通地なら11号の針に60番の糸が基本の組み合わせです。厚手のデニムを30番の糸で縫うときは、16号を使います。

迷ったら、まずは布の端切れで試し縫い。針が細すぎると厚地で針が曲がったり折れたりし、太すぎると薄地に穴が目立ちます。

NM/USの読み方と、SCHMETZの色帯

海外製の針は「80/12」のように2つの数字で表示されます。左がNM(ヨーロッパの表示)で針の太さを0.01 mm単位で、右がUS(米国の表示)です。ドイツのSCHMETZの針は、根元の色帯でサイズと種類がひと目でわかります。

NM/US60/865/970/1075/1180/1290/14100/16110/18120/19
SCHMETZのサイズの色明るいターコイズ明るいグレー緑ピンクオレンジ青紫黄茶
針の太さ(mm)。号数が大きいほど太い 9号 65/90.65 mm 11号 75/110.75 mm 14号 90/140.90 mm 16号 100/161.00 mm バーの色はSCHMETZのサイズの色帯。0.01 mm=4ピクセル。
図:号数と針の太さ(NMの値からSewNQuiltが作成)。

針の種類と選び方

種類SCHMETZの表示サイズ向いている布
普通針(ユニバーサル)H60/8から120/19布帛全般。迷ったらこれ
ニット用(ジャージー)H SUK70/10から100/16Tシャツ地、スウェット
ストレッチ用H-S75/11、90/14伸びの大きい布、目飛びしやすいニット
ジーンズ用H-J70/10から110/18デニム、帆布、厚地
マイクロテックスH-M60/8から90/14薄地、ポリエステル、シルク、目の詰んだ布
キルティング用H-Q75/11、90/14何層も重なるピーシングとキルティング
刺しゅう用H-E75/11、90/14ミシン刺しゅう、レーヨンの刺しゅう糸
ステッチ用(トップステッチ)130 N80/12から100/16太い糸でのステッチ
革用H LL本革

家庭用ミシンの針は、根元の片側が平らな「HA×1」(130/705 H、15×1とも)という共通の規格です。平らな面を奥に向けて取り付けます(ミシンの説明書で必ず確認を)。

針を替えるタイミング

SCHMETZは、新しい作品を始めるときに新しい針にすること、そして次のサインが出たらすぐ替えることをすすめています。

  • 糸がささくれる、切れる
  • 目飛びする、縫い目がそろわない
  • 布がつれる、しわが寄る
  • 針穴が大きく目立つ
  • 「ぷつっ」「カチカチ」という音がする

SCHMETZは時間の目安も示しています。新しい作品を始めるとき、または縫った時間が8時間ほどになったときの、早いほうで替えます。針が曲がった、まち針に当たった、目飛びしたときはすぐに替えましょう。厚地や接着芯、合成繊維を縫ったあとは、もっと早めに。

針の付け方

普通針75/11の平らな面を奥に向けて、いちばん奥まで差し込み、ねじを締める図
針の付け方。SewNQuiltの作図エンジンで描きました。
  1. 電源を切る。針の交換は必ず電源を切ってから。
  2. 針を上げ、押さえを下げる。はずみ車を手前に回して針をいちばん上に。押さえを下げると、針が落ちても受け止めてくれます。
  3. ねじをゆるめて古い針を外す。付属のドライバーや針止めねじを手前に回します。
  4. 新しい針を差し込む。平らな面を奥に向け、止まるところまでしっかり押し上げます。
  5. ねじを締める。しっかり締めたら、はずみ車を回して針が針板の穴にまっすぐ入るか確かめます。

よくあるトラブルと針

トラブル針でできる対策
ニットで目飛びするニット用かストレッチ用に替える
デニムで針が折れる14号から16号のジーンズ用に。厚い段差はゆっくり縫う
薄地がつれる、穴が目立つ9号やマイクロテックスに替える
糸がささくれる新しい針に。糸に対して針が細すぎないかも確認
キルトの重なりで縫い目が乱れるキルティング用の針、または新しい針に

ミシンの説明書でも、厚地を細い針で縫うと針が折れることがあると注意されています。布の厚みに合わせた号数を選びましょう。

SewNQuiltの針の番手ツールとミシンの記録

SewNQuiltの「針の番手」ツールは、NMとUSの表示、SCHMETZの色帯をすぐに確かめられます。スタジオの「ミシン」に愛用のミシンを登録すると、Buttonが縫った時間に合わせてお掃除と針の交換を見守り、「新しい針に替えどきです」とお知らせ。針交換やお掃除の記録も残せます。

布の教室では、布ごとに合う針と糸、アイロンの温度やお手入れがわかります。ミシン教室には布に合う針を選ぶレッスンがあり、針の規格、サイズの読み方、布帛、ニット、デニム、薄地ごとの選び方、付け方、替えどきまで練習できます。目飛びや糸のトラブルは、写真を撮ってPipに相談しましょう。

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よくある質問

ミシン針の号数は何を表している?

針の太さです。号数が大きいほど太くなり、9号は薄地、11号は普通地、14号は厚地、16号は厚手のデニムなどに使います。

11号と14号の違いは?

11号(75/11)は太さ0.75 mmで、ブロードやシーチングなどの普通地向け。14号(90/14)は0.90 mmで、ツイードやコーデュロイなどの厚地向けです。

75/11の「75」と「11」は?

75はヨーロッパのNMという表示で、針の太さ0.75 mmのこと。11は米国の表示で、日本の号数とほぼ同じ数字です。

ミシン針はどれくらいで交換する?

新しい作品を始めるとき、または縫った時間が8時間ほどになったときの、早いほうで替えます(SCHMETZの目安)。針が曲がった、まち針に当たったとき、糸切れや目飛び、つれ、異音が出たときはすぐに替えましょう。

ニットにはどの針を使う?

先が丸いニット用(ジャージー)の針を使います。目飛びするときは、ストレッチ用の針に替えると縫いやすくなります。

ミシン針はどのメーカーでも使える?

家庭用ミシンの多くは、HA×1という共通規格の針を使います。職業用ミシンやロックミシンは別の規格なので、説明書で確認しましょう。

関連ガイド

出典

  1. 家電Watch「針の号数と使い分け豆知識」2017年9月26日 https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1162835.html (2026年10月31日確認)
  2. JUKI HZL-HT720 取扱説明書(布地と針と糸の関係、厚地を細い針で縫うと針が折れる注意) https://www.juki.co.jp/household_ja/vc-files/doc/pdf/HZL-HT720_manual.pdf (2026年10月31日確認)
  3. SCHMETZ「Color Code Chart」2025年改訂(サイズの色帯、種類とサイズ) https://cdn.shopify.com/s/files/1/0579/8857/9507/files/SCHMETZ-Color-Code-Chart-Base-Revised-2025-012125.pdf (2026年10月31日確認)
  4. SCHMETZ「FAQs」(新しい作品ごとに新しい針、交換のサイン) https://www.schmetzneedles.com/pages/faqs (2026年10月31日確認)
  5. SCHMETZ「ABC Pocket Guide」(作品ごと、または縫った時間8時間ほどで針を交換) https://www.allbrands.com/images/Barbara/ABC-brochure.pdf (2026年10月31日確認)

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