一辺の長さ別、ヘキサゴンの寸法表
| 一辺 | 辺から辺(a × 1.732) | 頂点から頂点(a × 2) | 布の正方形(縫い代1 cm) | 布の正方形(縫い代0.7 cm) |
|---|---|---|---|---|
| 1 cm | 1.73 cm | 2 cm | 4 cm | 3.4 cm |
| 1.5 cm | 2.60 cm | 3 cm | 5 cm | 4.4 cm |
| 2 cm | 3.46 cm | 4 cm | 6 cm | 5.4 cm |
| 2.5 cm | 4.33 cm | 5 cm | 7 cm | 6.4 cm |
| 3 cm | 5.20 cm | 6 cm | 8 cm | 7.4 cm |
| 4 cm | 6.93 cm | 8 cm | 10 cm | 9.4 cm |
「布の正方形」は、六角形を頂点から頂点まで覆い、周囲に縫い代をとれる正方形の大きさ(2a+縫い代 × 2)です。はぎれを効率よく使うなら、型紙を布に当てて周囲に縫い代をつけ、六角形のまま裁ってもかまいません。
インチの型紙(縫い代3/8 in)なら次のとおりです。
| 一辺 | 辺から辺 | 頂点から頂点 | 布の正方形 |
|---|---|---|---|
| 1/2 in | 約7/8 in | 1 in | 1 3/4 in |
| 3/4 in | 約1 1/4 in | 1 1/2 in | 2 1/4 in |
| 1 in | 約1 3/4 in | 2 in | 2 3/4 in |
| 1 1/4 in | 約2 1/8 in | 2 1/2 in | 3 1/4 in |
| 1 1/2 in | 約2 5/8 in | 3 in | 3 3/4 in |
海外の型紙で「1 inのヘキサゴン」と言えば、一辺が1 inのこと。辺から辺の長さではないので気をつけましょう。
なぜ1.732なのか
正六角形は、一辺aの正三角形が6つ集まった形です。正三角形の高さは a × √3 ÷ 2 なので、上下に2つ分で a × √3 ≒ a × 1.732。頂点から頂点は、正三角形の辺2本分で a × 2。どんな大きさのヘキサゴンでも、この2つの数字で寸法が出せます。
ヘキサゴンのつなぎ方
紙の型紙に布をくるむ(ペーパーピーシング、EPP)
- 厚紙やペーパーライナーで、一辺aの六角形を必要な枚数用意します。
- 布を型紙より周囲1 cm(3/8 in)大きく裁ちます。
- 縫い代を型紙に沿って折り、しつけ糸か布用のりで留めます。角はきちんと折りたたんで。
- 2枚を中表に合わせ、辺を細かく巻きかがりでつなぎます。
- 周りを全部つなぎ終えてから、しつけを外して紙を抜きます。
角がぴしっと出て、小さなヘキサゴンでもきれいにそろうのが魅力です。持ち歩いて少しずつ進められるのも、手仕事好きにはうれしいところ。
印をつけて手縫いでつなぐ
布の裏に型紙で仕上がり線を写し、周囲に0.7 cmの縫い代をつけて裁ちます。印から印まで並縫いでつなぎ、角では縫い代を縫い込まずに次の辺へ。日本のパッチワークで親しまれている方法で、紙を外す手間がありません。
ミシンでつなぐなら
ヘキサゴンは3枚が1点で出会う「Y字縫い(はめ込み縫い)」になります。角の印から印まで縫って返し縫いし、3枚目の辺を回し入れて縫います。縫い代の中までは縫わないのがコツです。
縫い代の倒し方
3枚の六角形が出会う点では、縫い代を風車のように同じ回転方向へ倒すと、中心が平らにおさまります。四角のブロックの中心で縫い代を回す「スピニング」と同じ考え方です。紙をくるむ方法なら、縫い代は型紙に沿って折られているので、倒し方に迷いません。
「おばあちゃんの花園」に必要な枚数
中心の1枚のまわりに6枚を並べると、花の形のロゼットになります。外側に1周足すごとに、6枚ずつ多い数が必要です。
| 輪の数 | その輪の枚数 | 合計 | 呼び方 |
|---|---|---|---|
| 中心 | 1 | 1 | |
| 1周目 | 6 | 7 | 花びら(ロゼット) |
| 2周目 | 12 | 19 | 小道(パス)をつけた花園 |
| 3周目 | 18 | 37 | さらに大きな花 |
おばあちゃんの花園(Grandmother's Flower Garden)は、花のロゼットのまわりに緑の小道をつけ、さらに花をつないでいく伝統的な模様です。
面積から枚数の目安を出す
一辺aの六角形の面積は、約 2.598 × a × a。
- 一辺2 cmなら 2.598 × 2 × 2 ≒ 10.4 cm²
- 40×40 cmのクッションの表(1600 cm²)なら 1600 ÷ 10.4 ≒ 154枚
これはすき間なく敷き詰めたときの目安です。外周の半端な部分を切りそろえる場合は、1割ほど多めに用意しましょう。インチなら、一辺1 inの面積は約2.6 in²です。
よくある失敗
- 「何センチのヘキサゴン」を辺から辺と勘違い。 型紙の表示はふつう一辺の長さ。1.732倍すると辺から辺になります。
- 角の布がもたつく。 紙をくるむとき、角ごとに縫い代を折りたたんで、余りを裏に逃がします。
- 巻きかがりが表から見える。 布の織り糸を1、2本すくう程度の細かい針目で。糸は布になじむ色を。
- 紙を早く抜いてしまう。 周りを全部つないでから抜くと、形が崩れません。

SewNQuiltで、ヘキサゴンの寸法をすぐ計算
SewNQuiltの「キルトの公式ライブラリ」には「六角形(EPP)の寸法」があり、一辺と縫い代を入れるだけで、辺から辺、頂点から頂点、布の正方形の大きさを出します。計算の過程もステップごとに表示されるので、なぜその数字になるかも納得できます。
ブロックライブラリには「おばあちゃんの花園」をはじめ164のブロックがあり、歴史や作り方も一緒に学べます。Hexieは六角形が大好き。ひとつずつ、花を咲かせていきましょう。
よくある質問
ヘキサゴンのサイズはどこを測る?
一般的には一辺の長さで呼びます。一辺2 cmのヘキサゴンは、辺から辺が約3.46 cm、頂点から頂点が4 cmです。型紙を買うときも作るときも、どの寸法の表示かを確認しましょう。
ペーパーピーシングの縫い代は何cm?
紙の型紙に布をくるむ方法では、周囲1 cm(3/8 in)が目安です。小さなヘキサゴンでは0.7 cmにすると折りやすくなります。
手縫いでつなぐときの縫い代は?
日本のパッチワークの定番どおり、周囲に0.7 cmの縫い代をつけます。印から印まで縫い、角の縫い代は縫い込まないでおくと、次の辺へきれいに回せます。
ヘキサゴンはミシンでつなげる?
つなげます。3枚が出会う角はY字縫いになるので、印から印まで縫って返し縫いし、3枚目を回し入れます。縫い代の中までは縫わないことがポイントです。
縫い代はどちらに倒す?
3枚が出会う点で、縫い代が同じ回転方向にそろうように倒すと、中心が平らにおさまります。
クッション1枚に何枚必要?
40×40 cmのクッションを一辺2 cmのヘキサゴンで埋めるなら、約154枚が目安です。外周を切りそろえる分として、1割ほど多めに作っておきましょう。
関連ガイド
出典
- クロバー株式会社「はじめてのパッチワーク」レシピ(7 mmのぬいしろ) https://clover.co.jp/wp-content/uploads/2022/10/01c_onepatch.pdf (2026年10月31日確認)
- 寸法表は正六角形の幾何(辺から辺 = a × √3、頂点から頂点 = 2a)と、EPPで一般的な縫い代3/8 in(1 cm)で、SewNQuiltの「六角形(EPP)の寸法」により計算しました(2026年10月31日)。
画像クレジット
- 手縫いをする両手:Mariya Klyachko(Pexels、ID 27782858) https://www.pexels.com/photo/two-hands-holding-threads-27782858/
- 図:SewNQuilt作成

