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キルト・パッチワーク

ヘキサゴンのパッチワーク:型紙の寸法、布の大きさ、必要な枚数

2026年10月31日 確認cmとインチ

ポイント

ヘキサゴンの大きさは「一辺の長さ」で呼びます。一辺aの六角形は、平らな辺から辺までが a × 1.732、頂点から頂点までが a × 2。一辺2 cmなら辺から辺3.46 cm、頂点から頂点4 cmです。紙の型紙に布をくるむ方法なら、布は型紙の周囲に1 cm(3/8 in)を足して、6 cm角が目安になります。

木のテーブルの上で、針と糸を持って手縫いをしている両手
写真:Mariya Klyachko(Pexels、ID 27782858)

一辺の長さ別、ヘキサゴンの寸法表

一辺辺から辺(a × 1.732)頂点から頂点(a × 2)布の正方形(縫い代1 cm)布の正方形(縫い代0.7 cm)
1 cm1.73 cm2 cm4 cm3.4 cm
1.5 cm2.60 cm3 cm5 cm4.4 cm
2 cm3.46 cm4 cm6 cm5.4 cm
2.5 cm4.33 cm5 cm7 cm6.4 cm
3 cm5.20 cm6 cm8 cm7.4 cm
4 cm6.93 cm8 cm10 cm9.4 cm

「布の正方形」は、六角形を頂点から頂点まで覆い、周囲に縫い代をとれる正方形の大きさ(2a+縫い代 × 2)です。はぎれを効率よく使うなら、型紙を布に当てて周囲に縫い代をつけ、六角形のまま裁ってもかまいません。

インチの型紙(縫い代3/8 in)なら次のとおりです。

一辺辺から辺頂点から頂点布の正方形
1/2 in約7/8 in1 in1 3/4 in
3/4 in約1 1/4 in1 1/2 in2 1/4 in
1 in約1 3/4 in2 in2 3/4 in
1 1/4 in約2 1/8 in2 1/2 in3 1/4 in
1 1/2 in約2 5/8 in3 in3 3/4 in

海外の型紙で「1 inのヘキサゴン」と言えば、一辺が1 inのこと。辺から辺の長さではないので気をつけましょう。

頂点から頂点 = a × 2 辺から辺 = a × 1.732 一辺 a 点線:縫い代 紙の型紙なら 1 cm(3/8 in) 手縫いの印つけなら 0.7 cm 六角形の6つの辺はすべて同じ長さ a
図:ヘキサゴンの寸法の関係(SewNQuiltが計算式から作成)。

なぜ1.732なのか

正六角形は、一辺aの正三角形が6つ集まった形です。正三角形の高さは a × √3 ÷ 2 なので、上下に2つ分で a × √3 ≒ a × 1.732。頂点から頂点は、正三角形の辺2本分で a × 2。どんな大きさのヘキサゴンでも、この2つの数字で寸法が出せます。

ヘキサゴンのつなぎ方

紙の型紙に布をくるむ(ペーパーピーシング、EPP)

  1. 厚紙やペーパーライナーで、一辺aの六角形を必要な枚数用意します。
  2. 布を型紙より周囲1 cm(3/8 in)大きく裁ちます。
  3. 縫い代を型紙に沿って折り、しつけ糸か布用のりで留めます。角はきちんと折りたたんで。
  4. 2枚を中表に合わせ、辺を細かく巻きかがりでつなぎます。
  5. 周りを全部つなぎ終えてから、しつけを外して紙を抜きます。

角がぴしっと出て、小さなヘキサゴンでもきれいにそろうのが魅力です。持ち歩いて少しずつ進められるのも、手仕事好きにはうれしいところ。

印をつけて手縫いでつなぐ

布の裏に型紙で仕上がり線を写し、周囲に0.7 cmの縫い代をつけて裁ちます。印から印まで並縫いでつなぎ、角では縫い代を縫い込まずに次の辺へ。日本のパッチワークで親しまれている方法で、紙を外す手間がありません。

ミシンでつなぐなら

ヘキサゴンは3枚が1点で出会う「Y字縫い(はめ込み縫い)」になります。角の印から印まで縫って返し縫いし、3枚目の辺を回し入れて縫います。縫い代の中までは縫わないのがコツです。

縫い代の倒し方

3枚の六角形が出会う点では、縫い代を風車のように同じ回転方向へ倒すと、中心が平らにおさまります。四角のブロックの中心で縫い代を回す「スピニング」と同じ考え方です。紙をくるむ方法なら、縫い代は型紙に沿って折られているので、倒し方に迷いません。

「おばあちゃんの花園」に必要な枚数

中心の1枚のまわりに6枚を並べると、花の形のロゼットになります。外側に1周足すごとに、6枚ずつ多い数が必要です。

輪の数その輪の枚数合計呼び方
中心11
1周目67花びら(ロゼット)
2周目1219小道(パス)をつけた花園
3周目1837さらに大きな花

おばあちゃんの花園(Grandmother's Flower Garden)は、花のロゼットのまわりに緑の小道をつけ、さらに花をつないでいく伝統的な模様です。

面積から枚数の目安を出す

一辺aの六角形の面積は、約 2.598 × a × a。

  • 一辺2 cmなら 2.598 × 2 × 2 ≒ 10.4 cm²
  • 40×40 cmのクッションの表(1600 cm²)なら 1600 ÷ 10.4 ≒ 154枚

これはすき間なく敷き詰めたときの目安です。外周の半端な部分を切りそろえる場合は、1割ほど多めに用意しましょう。インチなら、一辺1 inの面積は約2.6 in²です。

よくある失敗

  • 「何センチのヘキサゴン」を辺から辺と勘違い。 型紙の表示はふつう一辺の長さ。1.732倍すると辺から辺になります。
  • 角の布がもたつく。 紙をくるむとき、角ごとに縫い代を折りたたんで、余りを裏に逃がします。
  • 巻きかがりが表から見える。 布の織り糸を1、2本すくう程度の細かい針目で。糸は布になじむ色を。
  • 紙を早く抜いてしまう。 周りを全部つないでから抜くと、形が崩れません。

SewNQuiltで、ヘキサゴンの寸法をすぐ計算

SewNQuiltの「キルトの公式ライブラリ」には「六角形(EPP)の寸法」があり、一辺と縫い代を入れるだけで、辺から辺、頂点から頂点、布の正方形の大きさを出します。計算の過程もステップごとに表示されるので、なぜその数字になるかも納得できます。

ブロックライブラリには「おばあちゃんの花園」をはじめ164のブロックがあり、歴史や作り方も一緒に学べます。Hexieは六角形が大好き。ひとつずつ、花を咲かせていきましょう。

SewNQuiltをダウンロード

よくある質問

ヘキサゴンのサイズはどこを測る?

一般的には一辺の長さで呼びます。一辺2 cmのヘキサゴンは、辺から辺が約3.46 cm、頂点から頂点が4 cmです。型紙を買うときも作るときも、どの寸法の表示かを確認しましょう。

ペーパーピーシングの縫い代は何cm?

紙の型紙に布をくるむ方法では、周囲1 cm(3/8 in)が目安です。小さなヘキサゴンでは0.7 cmにすると折りやすくなります。

手縫いでつなぐときの縫い代は?

日本のパッチワークの定番どおり、周囲に0.7 cmの縫い代をつけます。印から印まで縫い、角の縫い代は縫い込まないでおくと、次の辺へきれいに回せます。

ヘキサゴンはミシンでつなげる?

つなげます。3枚が出会う角はY字縫いになるので、印から印まで縫って返し縫いし、3枚目を回し入れます。縫い代の中までは縫わないことがポイントです。

縫い代はどちらに倒す?

3枚が出会う点で、縫い代が同じ回転方向にそろうように倒すと、中心が平らにおさまります。

クッション1枚に何枚必要?

40×40 cmのクッションを一辺2 cmのヘキサゴンで埋めるなら、約154枚が目安です。外周を切りそろえる分として、1割ほど多めに作っておきましょう。

関連ガイド

出典

  1. クロバー株式会社「はじめてのパッチワーク」レシピ(7 mmのぬいしろ) https://clover.co.jp/wp-content/uploads/2022/10/01c_onepatch.pdf (2026年10月31日確認)
  2. 寸法表は正六角形の幾何(辺から辺 = a × √3、頂点から頂点 = 2a)と、EPPで一般的な縫い代3/8 in(1 cm)で、SewNQuiltの「六角形(EPP)の寸法」により計算しました(2026年10月31日)。

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